エッフェル塔はミステリーだらけ?
3月30日
1889年3月30日、パリのエッフェル塔が完成し、
翌31日に落成式が行われました。
時の首相や各界の著名人、
紳士淑女たちが着飾って列席したのですが、
エレベーターはまだ稼働していなかったので、
2階(といっても高さ115メートル)の
レセプション会場まで、
軍楽隊が演奏する国歌ラ・マルセエーズに
背中を押されながら
階段を登っていったそうです
(半数が途中で断念)。
このエッフェル塔の誕生秘話やさまざまな逸話を
紹介している近刊が
『エッフェル塔ミステリー』(倉田保雄=著 近代文藝社)です。
塔の建設を決めるまでの政治的背景や世界情勢、
設計者ギュスタブ・エッフェルの
プロフィールや完成までの苦労話などが
前半で紹介され、
後半はこの塔を巡るさまざまはエピソードが描かれています。
建設反対派で陳情書にサインまでしたシャルル・グノーは
いざ完成しエッフェル氏から招待状を送られると
喜んで出かけていき、
即興でピアノ曲『雲の中のコンチェルト』を弾いた。
エディット・ピアフはエッフェル塔のトイレで死にかけたことがある。
名匠ルネ・クレールはデビュー作『眠るパリ』を
始め何本もの映画で塔を描いていること。
スパイ、マタ・ハリの逮捕に塔が貢献したことなどなど、
興味深い話がたくさん。
そして、敗戦直前にパリを破壊しろと命令したヒトラー、
そのヒトラーをコケにしたチャップリン、
この2人がエッフェル塔と同じ1889年生まれという
巡り合わせが面白かったです。
3月31日
今日でカザルスホールの使用が停止。
そこで今日はこのホールのオルガンの音色が
収録されたCD『バッハatカザルスホール』
(モルト・フィーネ)を紹介します。
カザルスホールのオルガンは20世紀の名匠
ユルゲン・アーレントが手掛けたもので、
オルガン音楽の最も輝かしい時代とされる17~18世紀の
ドイツ・バロック様式に則って造られています。
バッハやブクステフーデ、パッヘルベルが奏でた
荘厳な音色に近い音なのでしょうか。
演奏はカザルスホールのオルガニスト・イン・レジデンスを
10年にわたって務めてきた水野均さん。
このCDではバッハのオルガン作品各ジャンルを代表する楽曲を選び、
バッハの神髄に迫っています。
モルト・フィーネ レーベルより発売中
税込み価格2,800円
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特に、「旅に出たくなる本」「旅先に持っていきたくなる本」
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清水清