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2008/06/12

カール・ジェンキンスのスターバト・マーテル

いま英国でもっとも人気があり、ステイタスも高い本格派のクラシック作曲家として知られているのがカール・ジェンキンスです。先日も「レクイエム」をご紹介しましたが、今日は最新作「スターバト・マーテル」(EMI TOCP70537)からご紹介します。耽美的なまでに美しいメロディ、そしてエスニックな中東風の味が、とても魅力的です。

903951072 「音盤博物誌」(片山杜秀著/アルテスパブリッシング)

レコード芸術に連載されていた「傑作!? 問題作!?」の単行本化。片山さんの言うように、評論家というのは、自分でものを作らないくせに人の作ったものに文句をつける賤業であって、少しはましなことをするとしたら、人の気がつかないようなものに目をつけるということくらいしかないわけです。それを自分なりのスタンスでしっかりやられてきたことが反映されているから、文章に力があります。圧倒的なマイノリティだった日本人作曲家に対する愛と、クラシック音楽のマジョリティに対する怨念(?)が、もしかしたらそのエネルギー源なのかもしれません。

                                                 林田

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林田直樹

 音楽之友社に13年間在職、「音楽之友」「レコード芸術」などの編集に携わり、「グランドオペラ」の創刊にもかかわる。現在は、フリーのクラシック評論家として活躍。著書に「クラシック新定番100人100曲」(アスキー新書)など。 その他多くの新聞・雑誌・CDライナーノート・公演プログラムやAmazon.co.jpの音楽コラム等にも寄稿。

小田島久恵

 高校時代より洋楽雑誌「ロッキング・オン」に投稿ライターとしてロック評論を執筆、1991年から同誌に編集としてかかわる。2001年からクラシック批評を積極的に執筆開始。最近では、クラシック以外にも様々なジャンルも取り扱い、情報誌やファッション誌でも書評・コラム・エッセイなどを執筆。

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