1年のしめくくり
新聞や雑誌では、もうこの1年のしめくくりの記事をよく目にするようになりました。今日が今年の私のOTTAVA Amorosoとしては最後の放送です。少ししめくくり的なお話でもしましょうか。そして次は元日の放送になります。
そういえば今日は大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの命日ですね。1982年に亡くなっていますから、没後25年です。20時40分ごろ、彼の古い録音でノクターンを1曲ご紹介しようと思います。
「指揮棒は魔法の杖?」(エックハルト・レルケ編、野口剛夫訳/音楽之友社)
魔法の杖か、単なる一片の木の棒か、はたまた大いなる権威の象徴か……。ベルリンを本拠とする編者が、ドイツに来演した指揮者39名に敢行した、「指揮棒」をテーマとする連続インタヴュー集です。それにしても、予想以上に多くの指揮者が、手だけで見事に指揮するブーレーズを意識しているとは知りませんでした。それから、結構みんな指揮棒で怪我をしているんですね。とにかく、指揮という行為の本質を考える上で、興味深いだけでなく、指揮者の素顔を知る上でもとても参考になる、楽しめる1冊です。
林田








林田直樹