日比谷公会堂
先ほど日比谷公会堂から帰ってきました。井上道義指揮によるショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会のリハーサルを聴いてきたのですが、これが何ともすごい、いや素晴らしい響きでした。乾いた、直接的な響きなのですが、その分、音楽の表情がダイレクトに伝わってくる。特に2階席がいいです。ステージがものすごく近いだけでなく、音楽との距離も近いのです。古びた場内の雰囲気も最高で、昭和レトロがブームのようになっている昨今、こういう歴史あるホールで音楽を聴くことは、すごく新鮮な体験として多くの人にも喜ばれるのではないでしょうか。
「なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか」(藤原智美著/祥伝社)
芥川賞作家の筆者が、いま幼児の世界で起きている異変を描き、問題提起した本です。母親が圧迫される密室育児、子供の自立を阻む過保護の実態、そしてそれを助長する社会について、改めて考えさせられました。本書で告発されているように、いま子供の世界はますます解体され、大人の管理下に置かれているのだと思います。
林田
















林田直樹