2012/02/05

オペラの神と、男と女

昨日の放送はお楽しみいただけましたか?(^o^)

わたくしの好きなもの、素敵なものに関する最新情報をお送りした土曜日でしたが

日曜日は、オペラの「色恋ストーリー」について、わくわく・ちくちく語ってみようと思います。

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お陰さまで、拙著「オペラティック!」(フィルムアート社)は、Amazon「オペラ・声楽部門」で順調なようです。

専門書ではなく、皆さまにワクワク楽しんでいただける内容にしたので、一人でも多くの読者のかたに手に取っていただきたい! です。

巻末には、オペラヒロイン12星座というコーナーもあります。イラストの原画はこのような感じ。

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作曲家の女性観によっても、オペラヒロインの描き方は異なるものなのですね。

プッチーニは女性に共感しながら、悲劇の恋物語を描き、モーツァルトは女性に同化し

「コシ・ファン・トゥッテ」のような恋のポストモダンを表しました。

リヒャルト・シュトラウスに至っては…ただただ素晴らしい。詳しくは放送にて。

一回で語りきれない内容ですが、なんとかまとめてみます!!!

おだしま

2009/04/04

今日から週末のOTTAVAamorosoです

今日から週末の10時から14時までのamorosoになります。どうぞよろしくお願いいたします。超夜型の私ですが、ちゃんと寝坊せずにスタジオに来れました(笑)。これからは朝型になります。

おっと、昔のamorosoのブログにアップしてしまいました。新しいamoroso for weekendのブログはこちらです。

                                                 林田

2009/03/31

本日が平日最終回。しかし番組は週末に移動して続きます!

これまで親しんでいただいた平日夜のアモローソ、今日が最終回になります。interFMとの連動も終了です。これまで本当にどうもありがとうございました。

ただし、4月からは週末、土日の午前10時から午後2時までの4時間、「OTTAVA amoroso for weekend」とタイトルを改めまして、私、林田直樹が両日ともプレゼンターを務めさせていただく形で、番組は継続いたします。私と二人三脚でこれまでプレゼンターを続けてこられた小田島久恵さんにも、いつかぜひ復帰していただきたいと思っています。

こうして続けられるのは、ひとえにリスナーの皆様方の応援あってのことです。心より感謝申し上げます。

これまでinterFMで親しんでくださった皆さん、ぜひ週末のamoroso for weekendもお聴きくださいますよう!

なお、メールアドレスはこれまでどおり、amoroso@ottava.jpまでいただければ幸いです。

今日は先日に続いて、来日直前の韓国の素晴らしいピアニスト、クン=ウー・パイクのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(ユニバーサル UCCD-3883/91)から第30番と第31番をかけました。

105001 「仮面の告白」(三島由紀夫著/新潮文庫)

中学生のとき以来久しぶりに読みましたが、ノーマルな感覚ではとてもついていけそうもないと思われるような世界が、虚構の文体の力によってめくるめく輝かしさと官能性を獲得しています。まるで復讐されているような気分になるというか。どんなストーリーかすっかり忘れていましたが、やはり我ながら影響を受けていたのだということを改めて実感しました。衝撃の度合いはまったく色あせていません。いつの間にかホモセクシャルかつナルシシズム的な世界に魅了され、酔わせてくれます。さすが強烈に面白いです。

                                                    林田

2009/03/30

大天使たち

桜はまだ三分咲きですが、今日あたりは再びよい陽気になりましたね。

本格的なお花見は来週になりそうですけど、もう本格的な「春」は目の前です。

そこで今日は明日が誕生日の作曲家、ハイドンについて。彼が晩年近くになって

心血を注いで完成したオラトリオ「天地創造」についてご紹介いたします。

東京・春・音楽祭では、名匠レオポルト・ハーガーの指揮、N響が素晴らしい演奏を

聞かせてくれました。神の手によって作られたこの世界、一日目には「光」が創造され

七日目には人間の男女が登場します。天使ラファエル、ガブリエル、ウリエルによって

この創造の物語は歌われるのですが、この三人、「大天使」に目がない(?)私にとって

個人的に詳しく紹介したい、素敵な天使たちなのです。

ラファエルはバスの歌手が歌っていましたが、私の中ではカウンターテナーのイメージ・・・。

そして牡羊座のハイドンにとって「始原のできごと」を音響化するというのは

実に本能的な欲求だったと思います。すべてのはじまりである牡羊座の、素晴らしい

特質について、ハイドンの素晴らしい人間についてもトークします。

そして、今日の放送をもって私のOTTAVA amorosoは終了いたします。

今まで聴いてくださったリスナーの方々、ありがとうございました。

(special thanks to ジャパンアーツ様、NBS様、みなとみらいホール様、

すみだトリフォニーホール様、EMIミュージック様、たくさんの皆様・・・・)

小田島(*^^*)

2009/03/27

てふてふ

春先のお買い物は、色んなものをひとりじめしたくなります・・・。

またしても、オペラCDのボックスでジャケ写買い。「プッチーニ命」の名ソプラノ

アンジェラ・ゲオルギューがタイトロ・ロールを歌う『蝶々夫人』をゲットしてしまい

ここ二日ぐらいずっと聞いています。「~♪な~が~さ~き~」とか、ついつい一緒に

歌ってしまったり。去年のプッチーニ・イヤーも大活躍だったゲオルギュー、まさに

「満を持して」の蝶々夫人役に、すっかりハマっていて最高。

ピンカートンは話題のイケメン・テノール、ヨナス・カウフマンですが

このピンカートン役、聞けば聴くほど「悪役」ですよね・・・。

蝶々気分に乗って、そのほかのおすすめDVD、メット・ライブビューイングでの

「蝶々夫人」のプロダクションについてご紹介いたします。

小田島

2009/03/26

反響あり

さすがにクロスオーバーをかけたことで、たくさんの反響をいただきました。おおむね好意的なものがほとんどでしたが、クラシック音楽の自然なアコースティックがやっぱり一番という声もありました。いずれにせよ、共通しているのは、オペラ歌手はオペラ歌手なりの堂々としたアプローチで歌うのがいい、ということでした。みなさん、本当に卓見です!

20090208ecyu 「五十音の練習曲集 作品1」(久野麗著/土曜美術社出版販売)

日本語の豊かさ、深さ、繊細さを味わわせてくれる、素晴らしい詩集です。黙読してよし、音読してよし、意味をかみ締めてよし。こんなにも豊かな言語を日ごろから無意識に使っていたのだなと思わせてくれる、発見に満ちた書です。ユーモアのセンスも冴えています。日本語を知りたい外国人や、子どものための教科書としてもOK。

※予告、次回私の放送3月31日はとても大切な回になります。ぜひお聴きください。

                                                    林田

2009/03/25

THE JADE(ザ・ジェイド)をかけます

ついにこの番組でも、クラシカル・クロスオーバーをご紹介することにしました。4月15日にEMIからリリースされるTHE JADE(ザ・ジェイド)の「手紙」という曲です。

クラシック音楽は、高尚な芸術という面はもちろんありますが、それだけではありません。本来大衆芸能でありショウビジネスという側面はモーツァルトの時代から強く持っていました。そうした活力なしには、クラシック音楽の発展はありませんでした。否、昔はクラシックとポピュラーという区別さえ存在しませんでした。いつしかクラシックがお高く(それ自体はいいのですが)なったことで、実は失われたものも大きいのではないかと思います。

特にオペラは本来的に言って、最も大衆芸能的、ショウビズ的なジャンルです。カルーソーの昔から、オペラ歌手は、オペラを歌うだけではなく、流行歌も歌い、ときには映画にも出たりすることもありました。大歌手が人気者であるということは必須条件でした。

ゆえに私はクロスオーバー的な試みを、売らんかなの商売としてではなく、音楽本来が持っている大衆芸能的な要素への回帰現象とみなしたいと思います。

これが私がクロスオーバーをこの番組でかけたいと思う理由です。

L4569706827 「現役力」(工藤公康著/PHP新書)

西武、ダイエー、巨人、そして横浜と移籍しながらも45歳にしていまも現役として活躍する工藤投手には、以前からとても興味がありました。実は同い年なのです。その工藤投手が自らの野球人生とその秘密を語った本です。あまりにも音楽と共通する話が多くて驚きました。人に勇気と活力を与え、人から注目され、そして人の見ていないところで地道な努力を重ねなければいけない、忍耐と喜びに満ちた仕事という意味で、スポーツ選手と音楽家は一緒です。そしてチームプレイということと、アンサンブルということも、非常に良く似ています。誤った常識が多いということも似ているかも知れません。とにかく教えられることの多い、そして勇気をもらえる本です。

                                                   林田

2009/03/24

クン=ウー・パイク

1946年韓国生まれのピアニスト、クン=ウー・パイクをご紹介したいと思います。彼がデッカに入れたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集など、懐深く、大きなスケールの音楽に、心から感動させられました。これほど素晴らしいピアニストが、隣国にいたとは。しかも4月上旬には紀尾井ホールといずみホールでリサイタルも行うということで、ぜひ生演奏にも触れたいところ。先週は公演に先立ち来日したのをきっかけにインタヴューしましたが、大変謙虚で思慮深い印象を受けました。

200601 「マノン・レスコー」(アベ・プレヴォー著、青柳瑞穂訳/新潮文庫)

一人の贅沢好きな美しい女マノンにとことんほれ込んだことによって、将来有望で純粋な若者デ・グリューが心身ともにメロメロになり堕落していく過程を追ったフランスの名作小説(オペラの原作としても有名)。50年も前の訳文なのに、若々しくリズム感のあるとても読みやすい文体で、21世紀の我々にも何ら違和感なく受け入れることができます。

                                                   林田

2009/03/23

女同士。

う、美しい・・・。

アンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャによるベルリーニのオペラ

「カプレーティとモンテッキ」の輸入版ボックスを見た瞬間、その美麗なオーラに

打ちのめされました。ベルカント・オペラ版「ロミオとジュリエット」であるこのオペラ

ロミオ役はテノールで歌われることもありますが、今回はメゾソプラノのガランチャが

「ズボン役」としてロミオを熱唱。ファビオ・ルイジ&ウィーン交響楽団の演奏も

二人の歌声を丁寧にサポートしています。

(国内盤は4/22発売予定です。待ちきれなくて、買ってしまいました)

しかしこの「カプレーティ・・・」のジャケット写真、クラシック史に残りそうな萌えショット。

そこで今日は美女が二人、男女という設定で愛し合うオペラを色々探し出してきました。

オッフェンバックの『ホフマン物語』の中の有名な「舟歌」も

女性二人のデュエットですが、男性と女性という設定の二重唱なのですよね。

オペラとは別に、前回盛り上がってしまったショーソンのハイセンスな曲も

さらに続けてご紹介します。個人的にずっとフォーレの曲だと信じていた曲です・・・。

コンセール二長調Op.21・・・麗しい曲です。

小田島

2009/03/20

田園、田舎、バストラール

\(^春^)/

桜の開花予想が思ったより早くてビックリしています。

来週あたりはもう、関東地方は花見の宴ですね・・・カラオケで「桜」の曲が

たくさん歌われる季節でもあります。

さらに季節を先取りしたく、スーパーでトロピカル・フルーツを買って食べておりますが

「アップル・マンゴー」という果物が新鮮でした。種が大きいのが玉に瑕・・・。

自然の奇跡を肌にしみて感じるこの時期、今日は「いなか」「田園」をテーマに

都市の文化とは対照的なムードをもつ曲をたくさんご用意しております。

バストラール、という独特の様式についても触れてみたいです。

それにしても春はお腹が減ります・・・放送が終わったら、明け方までやってる

西麻布のケーキ屋さんで、ミルクレープを買って帰りたいデス。。。。

小田島

profile

林田直樹

 音楽之友社に13年間在職、「音楽之友」「レコード芸術」などの編集に携わり、「グランドオペラ」の創刊にもかかわる。現在は、フリーのクラシック評論家として活躍。著書に「クラシック新定番100人100曲」(アスキー新書)など。 その他多くの新聞・雑誌・CDライナーノート・公演プログラムやAmazon.co.jpの音楽コラム等にも寄稿。

小田島久恵

 高校時代より洋楽雑誌「ロッキング・オン」に投稿ライターとしてロック評論を執筆、1991年から同誌に編集としてかかわる。2001年からクラシック批評を積極的に執筆開始。最近では、クラシック以外にも様々なジャンルも取り扱い、情報誌やファッション誌でも書評・コラム・エッセイなどを執筆。

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