2012/05/18

未来は予測しにくいのに

日々のニュースをお送りする作業をしていると、未来の予測はしにくい、という感想を持ちます。

たとえば、経済ニュースでは、「欧州の先行きが不安」という「予想」で、株価が下がったり、為替が変化したりしているわけですが、一方で、予想されていたかも知れないのに結果的に予測できなかったために起こってしまった、福島第一原発の事故で、原発が止まり、夏の電力供給が「不安」と予想されています。

そればかりではなく、福島第一原発の事故は、それまで、「電気こそ未来」と言われていた、欧州、とくにドイツのエネルギー政策などに、大変な影響を与えました。それこそ「予想外」だったと、事故当事者のわれわれ日本人以上に、彼らは言っています。

それなのに、今日も、我々の経済生活は、たとえば、株式取引などの「予想」による作業の上に、なりたっているのです。もちろん、「将来への投資」をしなければ、資本主義社会は回転していかないのですが、それにしても、人間の予想や予測なんてたいしたことがない・・・と日々のニュースでは、そういう話題が多くなってきているような気がします。

「地球温暖化」なども、その最たる例で、どうも天文学的側面や気象観測からは、ここ数年は、「地球は寒冷化」しているとしかいえないのです。まだまだ、人間は、謙虚に学ばなければいけないことが、たくさんあり、かつ、「大胆な予想」などは、なかなか難しい、ということも知るべきのようです。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、久しぶりにお酒、「ウイスキー」をテーマにお話しています。

人類が造ってきたお酒は、「熟成・発酵」をして、もとの果汁なり麦汁がもつ糖分をアルコールに変える、ということをやりますが、蒸留酒であるウィスキーは、もとの麦汁を発酵させたものを、蒸留し、さらにそれを樽に詰めて熟成する、という非常に手間と時間がかかることをして、作られます。

それでも、それだけ手間をかけて作られたお酒は、香り高く、独特の味わいがあります。

いわゆる日本古来のお酒ではない「洋酒」として、日本でもっとも古くから、かつ、広く親しまれているお酒でもあり、日本独自の「ジャパニーズ」と呼ばれるウィスキーも世界で評価が高くなっています。

今週は、ウィスキーに科学的・歴史的な面から迫ってみたいと思います。最終日の今日も、昨日に続いて、樽の中の熟成の神秘について、です。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

昨日はフランスの2人が登場しましたが、今日は、バラエティに富んだ3人の登場。スペインのアルベニスと、ボヘミアのマーラーと、アメリカのルロイ・アンダーソンです。3人とも今日が命日です。いずれ劣らぬ魅力的な曲を書いた3人の作品を、時間の許す限り、いろいろお届けいたします。

2012/05/17

生涯学習

先日、アメリカからのこんなニュースがありました。戦乱の旧ユーゴスラビアをあとにして、アメリカに32歳の時に、移住したガッツ・フィリーパイさん。到着当初は英語が全く話せなかった彼ですが、名門コロンビア大学で19年間清掃員の仕事をしながら、大学が職員に対しておこなっている授業料免除の制度を受けて英語をまず勉強し、40歳からは、一般教養の授業をも受けて、ついに52歳の今年、学士号を取得したというものです。授業は午前中だけ、その後は夜23時まで大学内で清掃員の仕事をする・・という生活を19年間続けての、達成でした。さらに、彼は修士号に挑戦するため、清掃員として大学に残ることを決断した、というものです。すばらしいニュースですね。お名前だけに、「ガッツ」のある方だ・・・という感想と、もう一つ、私が抱いたのは、「生涯学習」という考え方です。

もちろん、上記のニュースは、フィリーパイさんの学ぼうとする姿勢と、継続の力がまずあってのことですが、同時に、学ぼうとする姿勢があるものには、門戸を開いている名門大学の素晴らしさも評価するべきではないでしょうか?

私が、パリにいたときに、感心したのは、プロを養成する「国立高等コンセルヴァトワール」の他に、パリ市立コンセルヴァトワール、さらに、パリ区立コンセルヴァトワールという音楽院が、それぞれあることです。この中で「区立」は、将来的に市立や国立高等にすすむ生徒達の「幼年準備学校」という位置づけであると同時に、「社会人学校」という側面も持っていました。地方自治体(この場合パリの各区・・小さい区はいくつかの区で合同でした)が、予算を補助して、社会人がリーズナブルな値段で、音楽を学べるというもの。いくつか授業を覗いたことがあるのですが、本当のプロの先生が、しっかり指導してくれます。

日本でも、社会に出てから、学べなくはないのですが、授業料が高額だったり、学びたいという科目・学校が身近になかったり、ということで結局あきらめてしまうことが多くなっています。難しい受験戦争を勝ち抜いた大学生も、大学では「就職」や「サークル」に気をとられて、気合いを入れて学問にうちこむ、という生徒の方が少数であったりもします。義務教育の段階では、世界に誇れると言われた、日本の教育システムも、最近では「世界レベルから見た学力の低下」などと、言われています。

教育は、若者のものだけではありません。年長者は確かに記憶力の点などにおいて若者に劣るかも知れませんが、経験が増え、複合的に考えられる頭脳を獲得して、若い時代より、より学習意欲が増したり、理解が深まったりしている場合だってあるのです。なにより、そういった「学ぶ中年以上」が、教育現場に入れば、「遊びたがっている大学生」も、考えを変えるかも知れません。

戦後日本を牽引してきた教育システムも、世代間人口比率などが変わって、見直すべき時が来ています。そして、制度を見直す前に、「大人が学ぶこと」を、もう一度、考えてみるべきではないでしょうか?

日本では、社会に出た大人の、日々の生活の中に、「勉強」という文字が、あまりにも、少なすぎると思います。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、久しぶりにお酒、「ウイスキー」をテーマにお話しています。

人類が造ってきたお酒は、「熟成・発酵」をして、もとの果汁なり麦汁がもつ糖分をアルコールに変える、ということをやりますが、蒸留酒であるウィスキーは、もとの麦汁を発酵させたものを、蒸留し、さらにそれを樽に詰めて熟成する、という非常に手間と時間がかかることをして、作られます。

それでも、それだけ手間をかけて作られたお酒は、香り高く、独特の味わいがあります。

いわゆる日本古来のお酒ではない「洋酒」として、日本でもっとも古くから、かつ、広く親しまれているお酒でもあり、日本独自の「ジャパニーズ」と呼ばれるウィスキーも世界で評価が高くなっています。

今週は、ウィスキーに科学的・歴史的な面から迫ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

一昨日、大統領選挙の結果を受けて、オランド新大統領が就任したフランス、故ミッテラン大統領以来の社会党政権となりました。今日は、そのフランスの個性あふれる作曲家が2人、登場です。ノルマンディーのオンフルール生まれのエリック・サティは今日が誕生日、パリに生まれてパリになくなったポール・デュカは今日が命日です。今日は、サティとデュカの名曲満載でお送りいたします。

(お知らせ)

ことしの「フランス音楽」の話題といえば、上記サティとも交遊関係のあった、ドビュッシーのメモリアル・イヤーであるということです。さる4月1日に、上野・東京文化会館でおこなわれた「東京・春・音楽祭」の「ドビュッシー生誕150周年記念・マラソンコンサート」の模様が、ようやく、東京・春・音楽祭の公式ページに、動画としてアップされました。私が、恩師・藤井一興氏と競演させていただいた、ピアノ連弾、ドビュッシー「海」・「ノクチュルヌ」の模様もご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。原曲はオーケストラの曲ですが、大変珍しい連弾ヴァージョンです。

http://www.tokyo-harusai.com/news/movie.html

2012/05/16

自然任せ

ウィスキーの製造過程もそうなのですが、これだけ科学万能社会になった現在でも、人間は実に多くのことを「自然任せ」にせざるを得ません。

自然は時には災害といった、あらあらしい側面を見せることもありますが、多くは、地球環境をバランスのとれた方に調整してくれるわけですし、我々が日々の生活でストレスを感じたとき、自然の中で解消する・・というように、人間にとっても「本来のあり方」を思い出させてくれます。

だから、これからの未来は、そのような自然のよい部分を、自然な形で取り入れてゆく・・・ということなのでしょうが、自然のもの、というのは定量的でなく、かつ、計画的でもなく、さらに、一見無駄に見える部分などもあるため、なかなか人間の計算どうりにはならない部分もあります。

近代に入って「効率」を重視することで発達してきた人間の文明は、どこかで、この「自然」と折り合いをつけてゆく、新しい段階に入るべきなのかもしれません。まだまだ、人間は自然には適わないのですから。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、久しぶりにお酒、「ウイスキー」をテーマにお話しています。

人類が造ってきたお酒は、「熟成・発酵」をして、もとの果汁なり麦汁がもつ糖分をアルコールに変える、ということをやりますが、蒸留酒であるウィスキーは、もとの麦汁を発酵させたものを、蒸留し、さらにそれを樽に詰めて熟成する、という非常に手間と時間がかかることをして、作られます。

それでも、それだけ手間をかけて作られたお酒は、香り高く、独特の味わいがあります。

いわゆる日本古来のお酒ではない「洋酒」として、日本でもっとも古くから、かつ、広く親しまれているお酒でもあり、日本独自の「ジャパニーズ」と呼ばれるウィスキーも世界で評価が高くなっています。

今週は、ウィスキーに科学的な面から迫ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、「旅の日」です。江戸時代の有名な俳人、松尾芭蕉が、これも有名な「奥の細道」を著すことになる旅に向けて出発したのが、元禄2年の3月27日で、これを現代の暦になおすと5月16日になることから、日本旅のペンクラブが1988年に制定したものだそうです。

ゴールデンウィークは過ぎましたが、これからますます旅にはよい季節、東京・赤坂の天気も今日は回復して暑くなりそうです。今日は、クラシック音楽で「旅」にこだわってみたいと思います。

2012/05/15

時間と場所

東京の街角を歩いていると、商店や飲食店の移り変わりの激しいのに驚かされます。OTTAVAスタジオのある赤坂でも、普段曲がらない道路を曲がったら、いきなり様子が違う・・・ので驚いたのですが、それは、そこにあった店が別のチェーン店に変わっていたからでした。自宅近くの商店街も、久しぶりに通ると、2,3軒は新しい店ができていたりして、めまぐるしいなあ・・と思ってしまいます。

幾人かの飲食店経営者に聞いてみたところ、やはり問題なのは「家賃」で、利幅の薄い飲食業だと、よっぽどお客さんの入りが良くないと、すぐに家賃が経営を圧迫して撤退・・・ということになるのだそうですが、どんな業界や業種にも波はあるもの、したがって、いつも調子よく行くとは限りません。

都会では、場所や時間もかなり高額・・というのは、これら商店・飲食店の家賃、そしてコインパーキングなどでも実感できるのですが、そのことこそが、「ストレスの都会」を形作っているのではないか、とも思います。場所や時間をすべてコスト計算してしまい、商売のベースに乗せると、やはりぎちぎちしたものになってしまいます。人々が憩える場所、余裕のある土地、大規模緑地などが望めない都市だからこその「一瞬無駄にみえるスペース」が人間らしさや、文化の発展に寄与するのではないか・・・と、外国の都市を散策すると、そんな思いにとらわれます。

もともと可住面積の狭い日本の国土ですが、たとえば、新たなる街の整備計画などを行うとき、そういった「街としての潤い」を織り込む、広い視点での都市計画ができないものか・・・と考えたりします。でも、お役所や、デベロッパーはそんなことは考え無いでしょうから、また「全国的に無機質な街」ができてしまうのではないかと、危惧するのです。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、久しぶりにお酒、「ウイスキー」をテーマにお話しています。

人類が造ってきたお酒は、「熟成・発酵」をして、もとの果汁なり麦汁がもつ糖分をアルコールに変える、ということをやりますが、蒸留酒であるウィスキーは、もとの麦汁を発酵させたものを、蒸留し、さらにそれを樽に詰めて熟成する、という非常に手間と時間がかかることをして、作られます。

それでも、それだけ手間をかけて作られたお酒は、香り高く、独特の味わいがあります。

いわゆる日本古来のお酒ではない「洋酒」として、日本でもっとも古くから、かつ、広く親しまれているお酒でもあり、日本独自の「ジャパニーズ」と呼ばれるウィスキーも世界で評価が高くなっています。

今週は、ウィスキーに科学的な面から迫ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、史上初めて「オペラ」というものを本格的に量産した作曲家、イタリアンバロックのC.モンテヴェルディの誕生日です。彼の、「オペラ以前」のマドリガーレと、世界最初期のオペラ、などをお届けいたします。気持ちは、16,17世紀にタイム・トリップです。

2012/05/14

歴史じゃ食えない?

欧州と日本を行ったり来たりしていた頃の実感は、「日本ってなんて新しいものの多い国なんだろう」ということです。

それを目指して世界から人がやってくる優秀な家電製品(最近は近隣諸国の追い上げもはげしいようですが・・)は、大型電気店にあふれ、街を行けば最新式の携帯をひとびとが持ち、街には新しいビルが建ち、公共交通機関の車体も車内も綺麗、・・・さらには、友人のフランス人が来日した感想「街行く人が綺麗な服を着て歩いている」を聞いて気がついたのですが、人々のファッションも、少なくとも東京では真新しいものが、多かったりします。雑誌では、「最新パリモード!」みたいな特集が組まれていても、そのパリから来日した人が驚くぐらい、日本は「最新の」国なのです。

実際、ヨーロッパに行ってみると、その古さに驚きます。街の景観の保存状態がよい、ということは、街が古い、ということですし、経済的にあまり順調でない国に行くと、さらに一層、その感を強くします。交通機関やエレベーターといったものも、「前時代的」という言葉がぴったりのものを大切に使っていますし、家電や電子機器は日本より「周回遅れ」の場合も多く、ファッションも、パリでさえ、「最新」なのはごく一部です。フランスだけでなく、欧州各国をまわると、「過去の栄光」という言葉が思い浮かんでしまう場合も、多々あり、日本と同じように古くからの歴史がある国同士でも、20世紀の発展の仕方によって、こうも違うのだ、ということを実感します。

もちろん、日本は「木と紙の家」だったために、ヨーロッパの「石の家」ほど長期保存がきかなかった、という理由や、日本は第二次大戦の空襲で町が破壊された跡に新しく作られた都市が多い、というような事情があるかもしれません。それでも、同じように破壊されたドイツは、古い雰囲気を濃厚に残し、日本の新しく開発される都市部などは、限りなく未来的になってゆくのです。

クラシック音楽という、古いものを繰り返し聴く雰囲気として、ヨーロッパの都市がふさわしいような気がするのは、そんな「古いものが残っている、いや、残している国」だからなのかもしれません。

ただ、残念ながら歴史だけでは「食べて」いけません。ここのところ、欧州は、次なる経済危機の元凶とされていますし、その中でも、特にギリシャが注目を浴びています。ヨーロッパ文明の源であり、世界の学問の源流の一つであるギリシャ、その歴史は紛れもなく、輝かしいのに、経済の混乱という近代の価値観に翻弄されて、人々の生活は、まさに混乱に紛れています。

そんな、混乱のギリシャで、採火されました。・・・・・もちろん、オリンピックの「聖火」が、です。オリンピックという思想自体が、近代になってフランスのクーベルタン男爵がリバイバルしたものだとしても、もとは「ギリシャの歴史・学問」が誇るべきものです。しかし、その「聖火」は廻り巡って、現在のヨーロッパの経済の中心地、ロンドンに着火することを考えると、なんだかとても皮肉に思えるのです。

歴史は食べられないかも知れませんが、現在の経済に翻弄されるほど、軽いものではないはずです。だからこそ、今回も、聖火リレーは、人々に希望の光を与えてほしいものです。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、久しぶりにお酒、「ウイスキー」をテーマにお話しします。

人類が造ってきたお酒は、「熟成・発酵」をして、もとの果汁なり麦汁がもつ糖分をアルコールに変える、ということをやりますが、蒸留酒であるウィスキーは、もとの麦汁を発酵させたものを、蒸留し、さらにそれを樽に詰めて熟成する、という非常に手間と時間がかかることをして、作られます。

それでも、それだけ手間をかけて作られたお酒は、香り高く、独特の味わいがあります。

いわゆる日本古来のお酒ではない「洋酒」として、日本でもっとも古くから、かつ、広く親しまれているお酒でもあり、日本独自の「ジャパニーズ」と呼ばれるウィスキーも世界で評価が高くなっています。

今週は、ウィスキーにいろいろな面から迫ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、フェルディナント・バイエルの命日。彼の作曲家としての人となりは知らなくても、「バイエル」ときいたら、ご存じの方も多いと思います。そう、ピアノ初学者が勉強する、あの曲集を作った人です。今日は、それに関連して、ピアノ練習曲を特集したいと思います。

(お知らせ)

4月1日に上野・東京文化会館でおこなわれた「東京・春・音楽祭」の「ドビュッシー生誕150周年記念・マラソンコンサート」の模様が、ようやく、東京・春・音楽祭の公式ページに、動画としてアップされました。私が、恩師・藤井一興氏と競演させていただいた、ピアノ連弾、ドビュッシー「海」・「ノクチュルヌ」の模様もご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。原曲はオーケストラの曲ですが、大変珍しい連弾ヴァージョンです。

http://www.tokyo-harusai.com/news/movie.html

2012/05/11

つながりすぎ?

いつかもこの題名でブログを書いた記憶があるのですが、最近、ますますネットワークが進化しています。

私は、電子機器好きなので、買う予定が迫ってなくても、定期的に大型電気店を見学してしまうのですが、最近思ったことは、テレビの全く信じられない価格破壊ぶりと、相変わらずの携帯・スマホの進化ぶり、です。2つとも、デジタル家電の花形で、よく売れるため、進化も激しいのでしょうが、テレビは、日本メーカーの撤退が実感出来るほどのプライスがつけられている一方、ケータイ関連は、いよいよ、「高速通信化」の流れが強くなっています。いわゆるLTEやWimaxといった規格ですね。

さらには、通信環境の方で言えば、東京都の地下鉄路線でついに「トンネルの中でもつながる」という路線が出てきました。今でも、各駅では問題なく通信できるのに、です。

そして、Facebookなどのソーシャルメディアは、ますます盛んになり、いわゆる「いつもつながっている状態」が、想像ではなく、いま現実になろうとしています。そうなると、機能の制限された従来型携帯電話より、小さなパソコンであるスマートフォンが一層売れる・・・ハードが先かネットワークが先か、という議論はありますが、ともかく、つながりすぎている社会は直ぐそこです。

私も、インターネットの便利さは、身に沁みてありがたいと思っていますが、一方で、一人で考えなければならない音楽家、という職業でもあります。常に、ネットにつながった端末に追いかけられる世界が、果たして、自分の、又は人間の進化にとってよいのか?と考えてしまいます。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、「山」をテーマにお話してきました。

ゴールデンウィークは終わりましたが、季候もよくなってきたので、これから夏にかけて、山に出かけられる方も多いと思います。国内の山、海外の山、いろいろありますが、山と自然はかけがえのないものです。また、私達の住む日本は一般的に「山がちの地形」と言われ、国内のほとんどの地域から日常的に「山」が見えています。

実は、そんな身近な「山」ですが、まだまだわからないことが多いのです。そもそも「『山』はどうやってできた?」という根本的な問題さえ、正確に言えば、そのしくみの完全解明はなされてはいないのです。

そして、そのような「地球内部から働きかける山をつくる力」が、ここのところの日本列島が見舞われている「地震」にも深く関連しています。

まだまだ我々は、地球のことを知らなければいけません。小さい「断層」だけ見ていては、山のことも、地震のことも、完全にはわからないのです。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、ロシアの作曲家リャードフの誕生日にして、ドイツの作曲家レーガーの命日です。2人の作品をとりあげます。

2012/05/10

イス文化

イス文化・・と書いてしまってから、フランス、そしてケルト=ブルターニュ好きの私としては、ドビュッシーのピアノ前奏曲「沈める寺」に出てくる架空の街「IS(イス)」の話にすればよかった・・・とおもったのですが、これは変換していないだけで、「椅子文化」が元の題名です。

現在我々は椅子に座って仕事なり勉強することが非常に多くなっています。かくいう私も、OTTAVAの毎朝の生放送も、LFJでの公開収録も、OTTAVAルームで選曲したりPCをいじったりする仕事も、そしてもちろん、ピアノは椅子に座らないと弾けませんから・・・・みんな椅子に座っています。自宅でも、食事でも仕事でも、ほとんど椅子に座り通しです。

しかし、先日、久しぶりに焼き物系統の店に行って座敷に通され、畳に座りました。もともと茶道や剣道も習っていたため、正座にせよ胡座にせよ、床に座ると落ち着きます。

でも、現代人の生活、とくに都会生活では、椅子なしでは考えられません。なのに、日本は椅子文化の伝統が浅いため、椅子に対する研究は、あまり進んでいなく、長時間の着座を前提とする交通機関に使われているような「背筋を伸ばして座り、かつ、座面も柔らかすぎないしっかりした椅子」というものは少数派で、なんとなくだらしなく座ったりしていることが多いのではないでしょうか?これは腰に明らかな負担を与え、腰痛を誘発します。

私は日々、様々なところにうかがって、いろいろな椅子に座ることが多いので、考えてしまいました。椅子の改善、結構重要ではないか・・・と、です。最近は病気になってから対処するのではなく、未病の段階で「予防する」という考え方が、社会保障費低減のためにも叫ばれていますが、メタボ検診などとならんで、「椅子改革」も必要ではないでしょうか?たくさんの方が腰痛になやんでいらっしゃるとうかがっていますし、その原因として、「いい加減な椅子といい加減な座り方」も大いに関係しているはずだからです。

私も、最近、たとえば、ピアノレッスンなどでは、なるべく立っているようになりました。自分が演奏するときは姿勢が演奏に関係するのでもちろん考えますが、そうでないときは、無意識に一見楽な座り方=腰によくない座り方をしてしまうからです。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、「山」をテーマにお話しています。

ゴールデンウィークは終わりましたが、季候もよくなってきたので、これから夏にかけて、山に出かけられる方も多いと思います。国内の山、海外の山、いろいろありますが、山と自然はかけがえのないものです。また、私達の住む日本は一般的に「山がちの地形」と言われ、国内のほとんどの地域から日常的に「山」が見えています。

実は、そんな身近な「山」ですが、まだまだわからないことが多いのです。そもそも「『山』はどうやってできた?」という根本的な問題さえ、正確に言えば、そのしくみの完全解明はなされてはいないのです。

そして、そのような「山をつくる力」が、ここのところの日本列島が見舞われている「地震」にも深く関連しています。

先週に引き続き、今週も、この謎多き「山」を上ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を作曲した、ルジェ・ド・リールの生まれた日です。ラ・マルセイエーズを変奏曲にしたバルバトルの面白い変奏曲をお届けした後、クラシック作曲家による、「国歌」のオンパレードをお届けしたいと思います。

今年は、夏季オリンピックの年。夏のロンドンでは、国歌の競演が聴かれると思います。

2012/05/09

行く春を 

今年は、冬が寒くて長かったため、なかなか春らしい感じが訪れませんでした。

もう5月ですが、上空には寒気があり、そのため地表付近の暖かい空気との差がひどく、時に、大変不安定な天気をもたらしています。地球は確実に寒冷化に向かっているような気候です。

首都圏では、4月はまだまだ寒い日も多く、5月のゴールデンウィークに入ってやっと、晴れた日には春らしいぽかぽか陽気の昼が現れました。数日前、ツツジが満開になっていて、その周辺に熱心に蜜を集めて回るアゲハチョウが飛び回っているのを見たとき、やっと「春が来たのだ」と実感しました。桜の季節は、東京では、まだまだ花見で風邪をひくような気温ですから、実感できなかったのです。

やっと春が実感出来たここ数日間ですが、暦の上ではもう立夏を過ぎています。寒くも暑くもなく、エアコンがいらない「丁度いい季節」というのは、なぜ、こうも短いのでしょうか?・・・・・まだ、暑くないのに、思ってしまいました。

行く春を ツツジの蝶と 惜しみけり

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、「山」をテーマにお話しています。

ゴールデンウィークは終わりましたが、季候もよくなってきたので、これから夏にかけて、山に出かけられる方も多いと思います。国内の山、海外の山、いろいろありますが、山と自然はかけがえのないものです。また、私達の住む日本は一般的に「山がちの地形」と言われ、国内のほとんどの地域から日常的に「山」が見えています。

実は、そんな身近な「山」ですが、まだまだわからないことが多いのです。そもそも「『山』はどうやってできた?」という根本的な問題さえ、正確に言えば、そのしくみの完全解明はなされてはいないのです。

そして、そのような「山をつくる力」が、ここのところの日本列島が見舞われている「地震」にも深く関連しています。

先週に引き続き、今週も、この謎多き「山」を上ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、バロックの作曲家、トマソ・アントニオ・ヴィターリの命日です。ヴィターリというと「シャコンヌ」が有名なのですが、近年では、この作品は、彼のものではない、とする研究も出てきています。しかし、バッハのものと並んで傑作のこのシャコンヌを、ヴィターリの命日、今日にお送りしたいと思います。同時に、シャコンヌにもこだわりたいと思います。

2012/05/08

LED

暦の上ではもう立夏を過ぎ、東京ではようやく、晴天なら朝夕でも気温が10度台後半から20度台前半の日々がやってきました。

ちょうど長袖から半袖に切り替えるようなタイミングですし、同時に、日が長くなったとはいえ、夜の街の散歩が快適になりました。

LFJの期間中は、遅い最終コンサートを聴いていたので、夜の街を歩くこともあったのですが、そこで思ったのは、LEDが普及して生きているということです。思った以上に街の照明はLEDに変わっています。街行く自動車のテールランプや信号灯、ショーウィンドウも、豆電球からLEDに変わっている・・さらに、水に浮かべると発光するLEDをつかっての川流しのイベントなどもありました。

従来型の電灯に比べて、消費電力は大幅に低減できる上に、大変長寿命のLEDは、値段が下がってきていることもあり、これからさらに普及してゆくことでしょう。

時あたかも先週末、日本全国の原発が停止し、この夏の電力需要が心配されています。しかし、一方で確実にすすむ「光の省エネ化」。もともと原発の有無にかかわらず、少しでも我々は、余計な電力、エネルギーを浪費しないようにしなければいけないわけですから、LED化は大いに歓迎すべきですね。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、「山」をテーマにお話しています。

ゴールデンウィークは終わりましたが、季候もよくなってきたので、これから夏にかけて、山に出かけられる方も多いと思います。国内の山、海外の山、いろいろありますが、山と自然はかけがえのないものです。また、私達の住む日本は一般的に「山がちの地形」と言われ、国内のほとんどの地域から日常的に「山」が見えています。

実は、そんな身近な「山」ですが、まだまだわからないことが多いのです。そもそも「『山』はどうやってできた?」という根本的な問題さえ、正確に言えば、そのしくみの完全解明はなされてはいないのです。

そして、そのような「山をつくる力」が、ここのところの日本列島が見舞われている「地震」にも深く関連しています。

先週に引き続き、2週間かけて、この謎多き「山」を上ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は、「松の日」です。日本の松を守る会が1989年に制定したもので、1981年の今日、初めての「日本の松を守る会」の全国大会が開催されたことにちなみます。

日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としているのですが、ご存じの通り、昨年の東日本大震災では、東北沿岸の名物だった松林が、大きく津波によって被害をうけました。日本の植生にとって、じつは松は比較的新しいものであったりするのですが、古くから「松竹梅」の一つとして、松林の風景として、盆栽の木として、松は親しまれています。今日は、松の木の再生を願いながら、クラシックで「松」といえば、これ、レスピーギの「ローマの松」をお届けします。決して、「ローマで待つ」では、ありません・・・

2012/05/07

スケール

音楽用語でスケール、というとドレミファソラシド、などの「音階」のことを指すのですが、ここでは、通常の「スケール」の意味です。

我々人間は、通常自分の見えている、感じている範囲内でしかどうしても物事を考えません。そのため、一部の人は気がついていたのにもかかわらず、長い間「地球は四角い」とか「地球の周りを天体が回っている」というふうに考えてきたのです。現在では「科学的思考」というものが行き渡ってきたことと、初等教育が充実してきたこともあり、地球が丸くないと思っている人とか、星は宇宙の天井からつり下げられている、と考えている人はほぼいなくなりました。

しかし、それでも、人間のスケールの小ささは相変わらずです。地球の表面およびダイナミックな内部の動きによる「造山運動」は、地球的スケールからみれば「今も活発に続いている」のですが、我々人間は、まだ何となくそのことを実感していません。海底の地震も、火山の噴火も、地球の活動からしたら「一連のもの」なのに、どうしてもそれを切り分けて考えてしまうのです。一見、突飛に思われたプレート理論が広く最近では行き渡っているように、最新の科学のおかげで、少しずつ地球の動きも解析されてきています。しかし、過去のことも、まだよくわかっていないので、未来のことは、より一層わかりにくくなっています。また、「全地球的」スケールのことは、多少予測できても、「局地的な地震がいつ起こるか」のようなことは、まださっぱり予想できません。地球規模から見れば、ごく一部のことだからです。つまり、人間は、やはり、地球という大きな天体に比べると、ごくごく小さな存在でしかないのです。

その人類が、「資源をこのまま浪費すれば、地球4個分が必要になる」といわれる、消費生活を送っているわけですから、これは、どこかで考え直さなければ、「ノアの方舟」のようなことが、起こらないとも限りません。21世紀は、そのあたりも既に問われている時代のような気がします。

今日のOTTAVA fresco各コーナーは・・・

Spice of Journey

今週も、Spice of the Journeyは、「山」をテーマにお話しします。

ゴールデンウィークは終わりましたが、季候もよくなってきたので、これから夏にかけて、山に出かけられる方も多いと思います。国内の山、海外の山、いろいろありますが、山と自然はかけがえのないものです。また、私達の住む日本は一般的に「山がちの地形」と言われ、国内のほとんどの地域から日常的に「山」が見えています。

実は、そんな身近な「山」ですが、まだまだわからないことが多いのです。そもそも「『山』はどうやってできた?」という根本的な問題さえ、正確に言えば、そのしくみの完全解明はなされてはいないのです。

そして、そのような「山をつくる力」が、ここのところの日本列島が見舞われている「地震」にも深く関連しています。

先週に引き続き、2週間かけて、この謎多き「山」を上ってみたいと思います。

The art of living

このコーナーは、今日も、気になるニュースを取り上げてみたいと思います。

The air of Music

今日は2代巨匠の登場。今年のラ・フォル・ジュルネのスターだったチャイコフスキー、そして、昨年のラ・フォル・ジュルネのスターだったブラームスです。共に今日が、お誕生日。人気の高い代表曲を、それぞれお届けします。

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本田聖嗣

東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒。パリ国立高等音楽院ピアノ科・室内楽科を共にプルミエ・プリ(1等賞)で卒業。在学中よりヨーロッパ各地で活動を始め、2000年秋、東京・紀尾井ホールにて、「馥郁たるパリの香り」のタイトルの下に日本国内ソロリサイタルデビュー。同タイトルでオクタヴィアレコードより2枚のアルバムも発売されている。

2012年5月

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